日本水仙の新しい楽しみ方を提案します
日本海を望む越前海岸の斜面地と、そこに広がる水仙畑。 寒い季節になると、潮風に揉まれ育った日本水仙の芳醇な香りが、産地一帯に広がります。 主に生け花や正月の飾り花として世に求められてきた日本水仙の品質を、愚直に、守り高め続けてきた地元の水仙農家さんたち。花付きの具合や花茎の長さ、葉の色など、細かく定められた厳密な規格にそって出荷される越前海岸の日本水仙は、全国的にもその品質の高さが知られるようになりました。 産地の地道な努力と、徹底した品質管理のもとに市場へと出ていく水仙。その一連の営みに感動を覚えつつ、ふと畑に目を向けると、そこには“既存の規格には合わない”というだけで取り残されているたくさんの水仙の姿がありました。ブランドとしての誇りと品質を大切にするからこそ、その基準から溢れてしまう水仙たち。でも、畑に佇むその花の美しさや香りの豊かさは、私たちの心を動かすには十分すぎるほどの魅力としてたしかにそこに在ったのです。 この魅力を伝えられるのなら、葉っぱはついていなくてもいいし、すでに花が開いているものを収穫してもいいかもしれない。 越前海岸に咲く日本水仙の魅力と品質を、時代に合った新しい楽しみ方として届けたい。 私たちが見てきた水仙の可能性を、少しでも多くのみなさんに知っていただけたら幸いです。
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